ムラマツフルートレッスンセンター講師陣によるコンサート

ホールを鳴らす

このことについて、実際に2日前に体感したので、今日はこれについてお話します。

横浜みなとみらいホールで1月10日(土)16:00~ムラマツフルートレッスンセンター講師陣によるコンサートがありました。

錚々たるメンバーでのコンサート。

素晴らしい音色に酔いしれました。
と言いたいところですが・・・あまり表面上のお世辞や賛美に終わるような一般的なことを書くつもりはありません。

これから先は私の独断と偏見が入りますので、嫌気がさす場合は読まないで下さい。
また、私ごとき者が評することはできませんが、是非皆さんに伝えたいことがあったので、身の丈知らずですが、その部分に関してはご了承下さい。

もちろん全ての奏者とも音の「鳴り」は素晴らしいものでしたし、音色もそれぞれの持ち味があり、私にとっては非常に有意義な演奏会でした。

しかし、特筆すべきはその演奏スタイル、音色、響きもさることながら

『奏でる音楽に吸い込まれていく』感覚を一番強く感じたのは

庄田 奏美さんでした。

演奏曲目はテオバルト・ベーム作曲「グランドポロネーズ」

サロンコンサートが華やかなりし時代に作曲された超絶技巧曲・・・だと思っていたのですが、庄田さんにかかっては、本当に曲の美しさを伝え、語りかけ、あの難しい曲が簡単な曲に聴こえるほどでした。

1音1音全てが正確でクリアな音・音色、テンポの揺さぶり、恐らく聴衆全員が心をわしづかみにされたのではないでしょうか。

演奏家はどういう経歴かが重要なのではなく、演奏家がホール全体をあたかも自分の楽器のように(且つホームグラウンドであるかのごとく)一体となり聴衆もこれに聴き入ること。それが一番重要なのではないでしょうか。

とここまで書いて、文章(私の拙文の意)の無力さ・・・

何も臨場感が伝わっていない・・・情けない・・・


帰りの電車の中でシュルツのフルートでグランドポロネーズを聴きました。

が!

なんと色あせた演奏に聴こえたのです。

コンサートの生の迫力を聴いた後では録音された演奏がひどくむなしく聞こえたのでした・・・

是非!生のコンサートに行ってその迫力や臨場感を味わってください。

「鳴らす」と言うことがどういう意味か、また音楽とはこういうものなのか、などいろいろな意味で収穫できること間違いありません!

まあ、できれば、上手い奏者のコンサートに行くべきだとは思いますが・・・


では、私がお勧めするフルーティストは


今度こそ次回にお話しましょう

この記事へのコメント

mya
2009年01月13日 16:58
はじめまして。庄田先生で検索して来ました。

庄田先生は毎週自分のとなりの部屋でレッスンされていて、休憩時間にお話はよくさせてもらっていたのですが、実際の演奏を聴いたのはこのコンサートが初めてでした。

なにを音楽に求めるのかによるのでしょうが、僕が感じたのは、完璧なテクニックで美しい音だけれど、フルートという楽器の枠にとどまっていて、音楽としてはこじんまりとしているなぁ、というものでした。

例えば、最近のパユとかは音色などを犠牲にしてでも、演奏する曲のもつ本来のスケールの大きさを、フルートというそれよりも狭い限界をもつ楽器で表現することを追求しているように思うのですが、僕としてはそちらのほうが心が動かされます。

その意味では、この日の演奏で最も心が動いたのは庄田先生の前にバッハを吹かれた大友先生でした。

でも、庄田先生すごかったですね。ああいう人といつもたわいもない話をしていたかと思ったら、急に恐れ多く感じました。あの方面でのフルート音楽の究極の形を見た気がしました。

勝手なことを書きましたが、その点どうでしょうか。
失礼しました。
2009年01月14日 00:13
さて、非常に回答しづらい内容ですが・・・
単純な話しとして申し上げますが、音楽へのアプローチの違いだと思います。また受け取り方(つまり聴衆側)の違いに起因するものですので、あのレベルになると私のような者が論評をすることさえ憚られます。
私はあのように吹けるようになりたいと言う願望こそあれ、こじんまりとは逆に型に囚われない演奏だったと言う印象がありました。
パユとベルリンフィルで肩を並べて吹いている日本人はなかなかいませんよ。
aya
2009年01月20日 11:43
本当~に心を奪われました!!!今まで全く知らない方でしたが(庄田先生ごめんなさい!)大ファンになりました!!!!!
コメント感謝です
2009年01月20日 16:47
フルーティストの人数はかなり多いと思います。
知らないフルーティストも数多いと思います。
実は私も12月のサロンコンサートまでは知らない(経歴はムラマツのHPで読みましたが演奏は聴いたことがない)方でした。
まだまだ知らないフルーティストのコンサートに行ってみようと思います。
それにしても日本人のフルートのコンサートの回数は少ない気がします・・・
またブログでご紹介します。

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