ウィーンフィルの第九(2016.9.12)

サントリーホール30周年。

しかも私がお邪魔した第九の演奏会が丁度30年の日だった。

1986年カラヤンがまだ存命の頃完成。

もちろんカラヤンが助言をしたことは言うまでもない。

久しぶりのウィーンフィル。

前半は「リンツ」

後半が第九。

フルートはディーター・フルーリーだった。

ちょっと音程が気になった箇所があったが、音はきれいだった。

メータも丁度80歳。

ウィーンフィルのサウンドも少し国際的になり70年代80年代の頃とは違う、もっと言えばゲルギエフの指揮の頃とも違うモダンなオケになったような気がする。

圧巻は第4楽章の合唱だった。

私も山田一雄先生指揮で歌った経験(とは言え合唱団の一員としてだが)があり、高校は合唱の指揮もしていたし、顧問の先生に連れられて早稲田のグリークラブの練習会場に行ったこともあるし、本番も聞いた。

第九もいろいろと聞いているが今回の合唱団は今までの中で一番だった。

音程が全員綺麗に整っている。

これだけではなく、その音圧たるや、ウィーンフィルが貧弱に思えるほどだった。

フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒのソロも凄かった。

会場を鳴り響かせるソロに続く合唱団の音圧。

久しぶりに涙が出るような第九のコンサートだった。

さて、本題へ。

私はフルートを吹く時に「出来るかな、音はきちんと鳴るかな、音程はどうかな」と言う消極的な感じの始まりなのです。

そして始まると「間違えずに出来るかな、あ、間違えた、どうしよう」と

これまたネガティブな心理状態。

先日五嶋みどりの動画を観て上記のようなネガティブを反省し、楽譜とは別にダンボール紙に

「負けない」と書いて楽譜の隣に置き気持ちを鼓舞していた。

しかし、この第九の合唱団の演奏を聞いて、

音を前に出す

観客に自分の気持ち(演奏)を伝える

音圧

この3点から鑑みて「負けない」はネガティブだと思い直し、今は

「精神」と書き直し、自己を主張する(良い言葉が見つからないけど)ことを自分に言い聞かせている。

これからは自己表現を恥ずかしがらずに出していくつもり。

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